1990年にアルバム『マライア』でデビューして以来、7オクターヴの歌声で全世界をとりこにしつづけるマライア・キャリー。本盤は彼女の26曲にのぼるシングルヒット曲を網羅したベストアルバムだ。さらに、日本ではドラマの主題歌に起用され大ヒットしたDisc2や新録音Disc2(日本盤にのみ収録)などのボーナストラックも充実している。
彼女は98年に、全米No.1となった曲ばかりを集めたコンセプトアルバム『The Ones』をリリース済みだが、本盤収録曲の約半数はそれと重複していない。
ダンスナンバーからバラードまで自在に歌いこなす圧倒的な歌唱力はいまさら説明の必要もないだろう。ドライブのBGMにも、恋人とロマンティックな気分に浸りたい夜にも、部屋で1人じっくり聴くのにも対応できる「全方位型アルバム」だといえる。しかしその一方で、サクセスへの階段をものすごいスピードで駆け上った1人の女性シンガーの半生が詰まっている、とっても濃いアルバムでもあるのだ。(剛吉若寸也)
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