『音楽の持つ力。』
なにわのジャズ・シンガー、綾戸智絵がブレイク寸前の充実した時期を迎えていた頃の作品。なにしろそのパワフルな生き様から来る力強さに、すっかり元気を貰ってしまうアルバム。音楽ってやっぱりいいなぁと素直に思わされてしまう。英訳して歌われる槙原の⑪も、原作よりも断然かっこいい。すこしくどい⑯とかより、宮野弘紀のＧが美しい③や、Ｂ.森下滋とのデュオの⑧が好き。
ただし、このアルバムをピークに、以降段々とパワーは落ちてきて、おばちゃんをターゲットに懐かしの名曲を歌う大阪のオモロイおばちゃんになりかかってしまってます。今一度、充電期間を於いてでも原点に戻ってほしいです。
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