『大阪天王寺駅前発、東京渋谷道玄坂行(江ノ島辺りで一寸バカンス)』
「仏作って魂を云々…」なんて野暮なことはいい加減聞き飽きた。
日本のシティポップスが誕生してから約30年。川の流れのように脈々と
続く心地よいメロディに誰が文句をつけられようか。
伊藤銀次の申し子のようであり、シュガーベイブの生まれ変わりのようであり、
ブレッド&バターの愛弟子のようであり、田島貴男在籍時のピチカートファイヴの
グルーヴを保ったスピッツの異母兄弟のようであり。
時に懐かしく、しかし新しく。普遍的な色彩を変幻自在に放つところは、
まさに“幻灯機”ならではの音像である。
鈴木翁二の漫画、「透明通信」からインスパイアされたというバンド名は
その音色を最も良く表している。
30年前に大阪天王寺駅前から出発した渋谷行き路面電車は、
湘南で江ノ電と恋に落ちて今、竜宮城でバカンスちゅうといった感じ。
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