『夕焼けに映えるウイスキーの琥珀色のような曲たち。』
作品全般で、何か“コーヒーカラー”って名前が持つ黄昏感が、そのまま音にも表れているようで、印象的な紡ぎ方をしていますね。
1曲目、非常にいいです。品のあるスローなラップ形式です。ピアノの旋律がクラシックぽいのでどんな人でも安心して聴けて心地いいですよ。卯月氏の声というのは切なさがありますよね。確かに松山千春にも似ていますが、しかしアクがなく素直な分、聴きやすいと思います。
2のタイトル曲は社会人の責任ある大人向けの曲で、コーヒーカラーへの世間のイメージ通りかもしれません。でも音は非常にかっこいいです。切ない旋律がありますし。女性の方のPOPセンスがキラリと光るのがコーヒーカラーが歌謡曲にならない良さなんだな、とわかります。
34の詞の仕事人のかっこよさも秀逸です。5の女声シャンソンものも作品のスパイスだし、彼らの引き出しをみせてもらった気分です。その直後の6や8のミステリアスさもばっちり。7のコミカルさ哀愁はこれはいいなとほくそえんでしまいます。9もPOPユーモアです。
10ではがらっと変わり、彼らの良心が現れた正統派なバラード。オルガンの響きが非常?に気持ちいです。夏に聴けば風鈴のような涼しさだし、冬に聴けば暖炉の暖かさでしょう。11は言わずもがなの名曲でみなさんここから入られるでしょうから割愛します。
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