『かぐや姫の集大成』
このアルバムジャケットは懐かしいですね、私の青春の歌といえば、まずかぐや姫を思い出してしまいます。とりわけこのアルバムはかぐや姫の集大成であり、LP時代屈指の名盤の一つでもありました。彼らのアルバムでは何枚ものスタジオ盤やライヴ盤もあってそれぞれの良さがあるのですが、やはりとどめはこの2枚組のアルバムになるでしょう。
このアルバムの良いところは、単なるベスト編集にとどまらず、初期ライヴ‘おんすてーじ’の名曲「今はちがう季節」「おもかげ色の空」の他「あの人の手紙」「眼をとじて」など、何曲かが新たにスタジオ録音されていることでしょうか。それもよくありがちだったりする、‘やらなきゃ良かった’的な録音ではなく、私たちの耳に溶け込んでくるような素晴らしいアレンジでの録音が何ともいいのです。超ミリオンセラー「神田川」は言うまでもなく、フォークソングのスタンダードになった「なごり雪」や「22歳の別れ」、初期の「好きだった人」ライヴ盤での名曲「置手紙」など、彼らの代表的なナンバーがここに凝縮されています。
その後、かぐや姫は再結成されては新曲も出していますが、私にはやはりこの時代のナンバーが圧倒的に好きです。こうせつ、正やん、パンダ、それぞれに個性があり、それが良さでもありました。たぶん50歳前後の人たちだったら、この気持ちわかってもらえるのではないでしょうか。
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