『とてもステキなアルバムに出会えた幸運に感謝しています』
文句なしに楽しめるステキなトリビュート・アルバムでした。ヒット・メイカー筒美京平の魅力を再確認させてもらった思いです。
ここに収められた12曲は、確かに耳慣れた筒美京平サウンドなのですが、歌うアーティストが変わると、かくも魅力的に変身するのかという感覚に襲われました。
日本の作曲家別シングルの総売り上げ枚数が1位、デビュー以来40年、その間の作曲数3000、そしてヒットチャート1位の曲が約40という金字塔を打ちたててきた我が国の作曲家のトップに君臨する筒美京平が、今なお、新しいアレンジと歌唱によって、平成の世にファンを増産し続けることの契機にもなると思います。そしてなにより筒美京平へのレスペクトを全ての歌唱から感じ取りました。
山崎まさよし「さらば恋人」、柴咲コウ「ブルー・ライト・ヨコハマ」に始まり、ラストのクレイジーケンバンド「また逢う日まで」まで何回も繰り返し聴きました。まさしく聴き倒しました。歌手を選ばない不変的な魅力が収録曲に含まれているのに気づかされたのは収穫でしたね。作曲家としては初のトリビュート・アルバムを企画した人達の筒美京平への尊敬の念を感じずにはいられないアルバムです。
昭和40年代、50年代のヒット曲などは、ここで歌っている歌手の両親世代のまさしく「青春の歌」にあたります。時代を越え、時代を創り、そして時代を見つめ続けてきた筒美京平サウンドのエッセンスとも言える12曲です。これは間違いなくオススメします。
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