『現代日本女性のメタファー』
この曲を使用したTVCMがヒットして、一年以上続いている。通常TVCMというのは長くとも三ヶ月程度なので、それを考えると特異な例とも言える訳だが、それにしてもこの曲のウケる訳とは何だろうか?よく考えてみた。
すると晩婚化、キャリアウーマン化している現代の日本女性の存在がそこにある。終身雇用制が崩れ、「男性は外に出て働き、女性は家を守る」という図式が完全に崩れ去ってしまった現代日本の社会事情というのが根底に存在しているのに起因している。そこで女性は男性をアテにせずにキャリアを伸ばしてゆく。つまりキャリアにある女性がカッコいいという目で見られやすくなるのだ。
「行かず後家」「行き遅れ」といった言葉が既に死語になってしまった現在、少子化という問題も加わる事によって将来の日本に対する不安が閉じ込められているのは間違い無い。この曲を聴いているとそんな不安をかき消しているかのようだ。果たしてこのままで良いものなのか?
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