『仕事人シリーズ黄金期』
必殺シリーズが「バラエティ」といわれ、「にわか仕事人ファン」を作った頃の作品である。それにより、劇場公開作やBGM集がリリースされるまでになった。トラック19からの「5」のコーナーのみ、ステレオなのはレコード化を前提に収録がされたためである。秀&勇次を勇退させ、昭和が60のキリのいい数字になって、政&竜の若手にバトンタッチ。ロックを基調に、シリーズの新機軸を音楽の点からつくろうとした努力が伺える。
本ディスクは歌曲が充実している。「さよならさざんか」は北野都さんがカバーしているが、ここではオリジナル藤田まこと氏の実娘絵美子さんによる歌唱がきける。「哀しみ色の…」は京本ファンを普通にさせない切ないバラード。「自惚れ」はお民と秀を関係させるような歌詞だし、「もどり道」は久々に歌手として面目躍如を保った西崎みどりの歌唱である。いずれも重要シーンに流れ、映像とともに記憶に残っているものばかりである。放送終了から20年近く経つが、仕事人シリーズ黄金期の楽曲ばかりである。
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