『大阪ブルースの名盤』
以前のCDと比べて音圧があがった分、クリアーで左右のバランスもはっきりしています。
アルバム導入部の大阪アキンドのセリフのSEのクリアーさに音質向上を実感しました。
このオープニングのSEは何回聞いてもニンマリします。このSEでもって、このアルバムから大阪の匂いをプンプンさせてきます。
アルバムはブルースやニューオーリーンズ・ジャズといった所謂ディープサウス系統の音楽です。
といっても、ドロドロとしたところはほとんどなく、大阪弁で歌う大阪やお金とか貧乏といった内容が全く違和感なくブルースにマッチしています。
決して聞きにくいことはないのに、なんでこんなに長い間、手に届かない状態(廃盤)だったのか不思議でたまりません。
歌良し、曲良し、演奏良しのこのアルバムはもっと見直されるべきだと思います。
ボーナストラックは、89年版の解説にあった「1部もいいけど、2部もまたいい。」を
再現しているようです。最初の三曲は、1部のアコースティックセットから、
そして、続く3曲は、2部のバンドセットのファンキー大会から。
個人的には、アコースティックセットだけでもよかったな。アルバム本編の曲をLiveバージョンで聴いてみたかった。
あと、解説がないのがちょっと残念。
このアルバムを聞きながら、あの頃の道頓堀川はミシシッピー川に続いていたのだろうか…という思いに馳せます。
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