『評価は分かれる』
同じく大好きなTheWhoの、最近出た2枚組を思い出した。
老いて、二人だけで出したアルバム。
フーそのものとも言える、クオリティの高さも言えるし、
名前だけで出した出がらしとも言えるし、
フーのニューアルバムだからこそ、力を振り絞り、現状これだけの意欲が出せた、とも言えるし。
このアルバムも同じことが言える。
財津和夫が、ソロアルバムでこのクオリティを出せたかと思うと、疑問を感じる。
TULIPだからこそのプライドも感じる。
ここにある20曲を上回るポップソングが、2007年の新曲にどれだけあろうか、とも思う。
売るとしたら、12?15曲の1枚でやった方が、完成度も高かったし、売り上げも伸びていた。
ムックでのインタビューで財津は「他のメンバーが曲を書いてこなかったから自分が書いた」
という趣旨の発言をしている。
2枚組、という企画が先にあったのだろう。
アレンジも、詞と曲/その周辺、のみという印象しか残らず、煮詰め不足が隠せない仕上がり。
ただ、アウトテイクも含めて出してくれたと考えれば、ファンにとっては嬉しい。狙ってやったならそれは素晴らしい。
上田のドラムと、姫野の声がよかった。
シングルカットするなら、1?7「NEVER ENDING」で。
今からアルバムを買おうとする方は、「Halo」周辺や、「Take Off」周辺、シングルAB面集など、
味わい深い宝石がじゃらじゃらあります。
まずそちらにお金を払った方が幸せになれるでしょう。
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