『最高の旅と癒し』
1回目に通して聴いたときは何とも不思議な感じでした。
何回も聴いていくと、最初の「不思議」の正体が、自分の体がいる場所(例えば自分の部屋)とは別の場所にいる感覚だとわかりました。触覚も嗅覚も別の場所を感じ取っています。
Bayは特に。カモメが鳴いていて、船の汽笛が鳴って…。私がいたのは夜の波止場です。
暗闇の中にうっすらと大きな船体が見え、遠くの街の明かりがゆらゆらと海面に映っている…
ちょっと潮の匂いがして、湿っぽくて肌寒い風を感じました。けど実際の自分は、蛍光灯がこうこうとしている自室にいました。もちろん、他の曲もどこかの風景を想像してしまうような音ばかり。
INORAN氏が大切にしているCan you hear it?についてもちょっとだけ触れておきたいのですが…
Fragmentを持っているので、この曲が最後に来ると一体…と思ってしまったのですが、オリジナルからは想像も出来ないほどの音でした。ラストにピッタリ。アレンジャーの方に大感謝。
そして、最後のサビ直前の音で一気にフワッと体が宙に浮き、そのままどっかに行ってしまう感じがします。自分の周りは真っ白で、具体的な居場所を説明できないような…
聴く度にそんな感覚になってしまいます。精神的に辛いときは無意識にこれをラジカセにセットしてしまいますね。だって心の底から癒されるんだもん。
氏の音楽は心にじんわりと響くのでこれからもずっと大好きです。
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